【業界研究】メーカー業界(製造業界)とは?特徴と具体的な職種まで紹介

【業界研究】メーカー業界とは?特徴と絞り方のコツ

こんにちは!ドギーです!

就活をしてるとよく聞くメーカー業界。しかし実際の仕事はどうやっているのかよく分からないという人もいるでしょう。

今回はメーカー業界の仕事について、やっていることや市場規模、今後の展望などを解説します。

きっと今より理解度が高まり、自分が向いている業界かの判断できるようになります。

※一般的には製造業界とも言うと思いますが、今回はメーカー業界ということにします。

メーカーの特徴

早速ですが、メーカーの特徴についてまとめます。

メーカー業界の概要、仕組み、市場規模まで幅広くまとめていきます。

メーカー業界でやっていることの概要

メーカー業界は、その名の通りモノを作る(メイクする)業界です。

原材料から素材を作ったり、加工したり、組み立てたりして最終的な製品を作り上げます。

メーカー業界内でもその仕事の内容によって主に3種類に分類されます。

メーカー業界内3種類

1.素材メーカー

製品の基となる素材を作るメーカーです。化学素材、ゴム、鉄、紙、ガラスなど製品の素材を作っています。例えば、山に生えている木を紙にしたりします。(最近は木以外も原材料になります)

2.加工・組み立てメーカー

作る製品のために素材を加工したり、組み立てたりするメーカーです。ここで最終的な製品が完成します。自動車や食品、家電メーカーなどはここに分類されます。

3.自社開発メーカー

素材を作り、その加工・組み立てまで一連の流れを行うメーカーです。一般的には販売まで行います。化粧品のメーカーはその代表例です。

そして、それらのメーカーの中でもどこに売るかによって2種類に分けられます。

販売先による違い

・B to B

対企業向け(BtoB=Business to Business)に販売

・B to C

対個人向け(BtoC=Business to Customer)に販売

メーカー業界の仕組み・ビジネスモデル

大きく分けると3種類に分かれるメーカー業界ですが、そのビジネスモデルはどうなっているのでしょうか。

基本的な仕組みは以下のような流れになっています。

このように素材メーカーで出来たものを加工・組み立てメーカーが完成させます。
(もちろん点線のように直接売ったり(販売)、買ったり(調達)する場合もあります)

また、自社開発メーカーであればその流れを全て自社で行います。

これは基本的な流れであるため全てのメーカーがこうなっているわけではありませんが、大きく分ければ大体がこの仕組みで回っています。

そして販売の部分ではメーカーが直接消費者に売ることもありますが、卸売りや小売店販売など段階を分けることもあります。

※今回はメーカーなのでそこを詳しく解説はしません。

メーカー業界の市場規模

メーカー業界は市場が大きすぎて一概にこれくらいと出すことが非常に難しいです。

逆に言えば市場規模が表せないくらい大きく、それだけ需要もたくさんある業界です。

そのため、ここでは5つの業界に絞って市場規模の現状を出します。

現状

5つの業界

鉄鋼業界・・・約13.9兆円

自動車業界・・・約57.0兆円

化粧品業界・・・約2.0兆円

食品業界・・・約21.1兆円

アパレル業界・・・約5.2兆円

このような感じになっています。

と言われてもピンとこないかも知れません。

一応最初が素材メーカー、次の3つが加工・組み立てメーカー、最後が自社開発メーカーのようになっています。

鉄鋼などはあまり馴染みがないかも知れませんがこんなに大きな市場を持っています。

とはいえ、市場は成長しているとは言いがたく、国際競争力も低下しているのが現状です。

今後の展望・これから

日本のメーカーは一言で「新しいこと」をしていかなくてはいけません。

かつてものづくりで世界を圧巻した日本でしたが、近年時代の流れがますます早くなっています。

未来の予測がつかないというような意味で「VUCAの時代」などと言われますね。

そんな中で日本はただのものづくりだけではなく、他にはない何か(付加価値)を生み出したり、新規事業へ参入したりしなければどんどん遅れてしまうでしょう。

また、グローバル化が進んだ今、日本のモノを海外に販売することも大切です。

一昔前は中国製品なんて使えないと言われていたのに、気づいたら身近なものになっていましたよね。

これこそグローバル化です。

特に最近では円安の影響で海外にものを売りやすくなっています。

人口減少が進む今だからこそ、ITの活用で業務効率化したり、海外進出で市場を広げたりしなければいけません。

それら全部に共通することがこれまで日本のものづくりで行われなかった「新しいこと」なのです。

メーカー業界の具体的な仕事

ここまでメーカー業界について解説してきました。

大きな市場がある一方でこれからどんどんチャレンジする必要もある業界がメーカーです。

そんなメーカー業界では具体的にどのような仕事をするのでしょうか?

どんな仕事をするのか概要

ざっくり分けると以下のようになります。

メーカーとは世の中にあふれる製品を作る会社なのでこれで納得できますね。

企画とマーケティングは同じな気がしますが、ここでは開発企画と販売企画のような感じで分けました。

メーカーにある職種

では具体的な職種にはどのようなものがあるのでしょうか。

以下が代表的な職種です。

代表的な職種

営業

自社の製品を販売する仕事です。卸業者や商社などに向けた営業と、小売店に向けた営業があります。それらの相手先は購入する規模も違うため相手に合わせた提案が必要です。また、新規顧客の開拓なども営業の仕事です。

資材調達

製品を作るための素材や材料を調達する仕事です。仕入れ営業などと言ったりもします。売るための製品作りには良い材料が欠かせません。生産に必要なものを国内外から仕入れます。

生産管理

質の高い製品を作るために製造工程の管理を行います。メーカーはモノを作る会社なのでここは外せない仕事です。製造技術についての理解が必要となっています。

商品企画

どんな製品を作るのかを考える仕事です。今作っている製品だけではなくこれから売れる商品を作らなければ会社は潰れてしまいます。メーカーとしてあり続けるための大切な仕事です。

研究開発

今ある製品やこれからの製品のための技術研究をする仕事です。現状をより良くしたり、新しい製品を開発したりするための研究です。専門的な技術が必要です。

製造

実際に製品を作る仕事です。メーカーですからモノを作る仕事は命そのものです。工場で実際に作る仕事をします。

広報

自社製品を消費者に伝える仕事です。良い商品を持っていても消費者に知られなければ買ってもらえません。テレビCMや雑誌、インターネットなどあらゆる媒体で知ってもらうための活動をします。

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